好きな科目との向き合い方

お久しぶりです。

たしか最初の記事で一週間に一回ほど投稿できたらいいなと書いた覚えがあるのですが気づいたら前回の投稿から二週間ほど経っていました…。

 

今日は司法試験やロースクールに特化した話ではなく勉強全般についての話をしようかと思います。今日の話は僕の個人的な意見ですのでそういう考え方もあるよねぇくらいの感覚で読んでください。

 

僕は塾でバイトをしているのですが、先日生徒から「好きな科目ほど点が取れないのってどういうことですか」という質問を受けました。なかなかいい質問だなと思ったので僕なりの見解を書きます。

 

確かに好きな科目ほど点数が伸びないということはよくあります。好きな科目で点数が取れないと結構へこむので、好きな科目で点が取れないというのは精神衛生上もあまりよくありません。

どうしてこのようなことが起きるのかについては色々原因があると思いますが、いくつか考えられるものを挙げていきます。

まず、そもそも好きな科目というのは好きだという気持ちから勝手に得意だと勘違いして勉強時間を確保していない場合があります。この場合は、いくら好きな科目であっても対策が不十分であれば点は取れません。

次に考えられるのは、好きな科目ゆえに試験には絶対関係ないよねというところを勉強している場合です。具体的には、中高生なら試験に絶対必要のない英単語等をたくさん覚える出会ったり、司法試験予備試験受験生であれば細かな学説の対立の部分のみを勉強したりする場合です。この場合、確かに勉強はしているものの試験との関係ではその効果は薄いのでやはり点は伸びません。

また、一つ目の理由とも重複するのですが好きな科目は得意だと思いやすいことから自分の解答が間違っているかもと思いにくいことです。そうすると、他の科目なら念入りに見直し等をするところを好きな科目の時には見直しをそこまでしないので、ケアレスミスが逆に増えて点数が伸びないということもあると思います。僕は割とこのタイプです…。

 

ということでざっと思いつくものを挙げてみましたが他にもあると思います。大事なことは好きな科目であろうと嫌いな科目であろうと最初のうちは目的(=テストで点数を取ること)のために必要なことをどの科目でも満遍なくしっかりとすることだと思います。そうして勉強していくなかで自分の得意・不得意が分かってくると思うので直前期などはその得意・不得意に合わせた対策を練っていくことが必要になっていくのであって、最初から得意・不得意に合わせて勉強に濃淡をつけることは逆効果ではないかと考えます。(そもそも、得意か不得意かが分かるまでには一定以上の勉強時間が必要ではないでしょうか…)

今回は高校生からの質問でしたが司法試験予備試験受験生である僕にも当てはまるものだなと思い自戒の意味も込めて記事を書きました。では今日はこの辺で終わりにしたいと思います。