暗記は思い出すことが大事、じゃあ思い出す機会を増やせばいいのでは

お久しぶりです、いろはです。

最近は段々と暖かくなってきて春が近いんだなぁと思っています。僕は幸いにも花粉症などもなく、また桜が好きなので春は割と好きです(ただ虫が多いのがネックですが)。

 

今日は、「暗記」について書こうかと思います。

人が情報を記憶するのは、情報をインプットしている時ではなくアウトプットしているとき、より正確にはその情報を思い出そうとしているときだということはよく知られていることではないでしょうか。そのため、暗記物の勉強をするときは繰り返し問題を解くという方法がしばしば採られます。

ただ、繰り返し問題を解くというのは確かに効果はあると思いますが、これ飽きませんか?
少なくとも僕は飽きます。そして飽きてしまった単純作業ほどしんどいものはなくそのうち勉強するのが嫌になります。

そこで僕は飽きを解消しつつ情報を思い出す機会を増やすため、日常生活の中に想起のきっかけを求めました。この方法は暗記についての雑誌かWebの記事かを昔読んだときに知ったもので僕が独自に考えたものではないのですが個人的には効果がありました。具体的にどういう方法かというと例えば英単語を覚えるときでいえば、日常生活の中で目についた日本語について「この日本語、この前英単語帳で見たけど英語でいうとなんだっけな」という具合にふとした機会に思い出す機会を作るのです。そうすると、覚えているものはすぐに「あ、あれだ」となり覚えていないものは「あれなんだっけな」となって思い出そうとします。ただ日常のふとした瞬間にこういうことを考えていると単語帳を持っていないことも多く、すぐに確認できません。そうすると、確認できるまでの間頑張って思い出そうとします。この思い出そうとする過程を踏むことでそのあと確認したのちの記憶の定着率が上がります(あくまで個人的見解です)。
司法試験との関連でいうと、ある数字を見て「この数字、民法の条文で言えばあの条文のことだな。あの条文に絡んだ論点といえば〜」とか、「今ATM使ってるけどこのキャッシュカードが別の人のものならどの罪に問われるっけな」みたいな感じです。で、大体こういうことを考えるとこの話はあの問題で出できたよぁ、あの問題の他の論点は〜みたいな感じで芋づる式で想起していくことができます。もちろんここでもテキストや問題集を持っていないことがほとんどなので思い出せない場合にはすぐに確認できず思い出すまでに頑張って思い出そうとしてその結果定着率が上がるというわけです。
最初はこんなことを考えないでしょと思うかもしれませんが慣れてくると結構ぽんぽん思いつきます笑。
とまぁこんなふうに僕は暗記の飽きを解消しているわけですが、この方法では想起できるものが限定されるのでやっぱり定期的にしっかりと問題集等を解いて思い出すことを繰り返す必要はあります。ただ、先ほどの方法で思い出して定着したものについては問題集等を解くときに再度やり直す必要がなくなるので問題集の繰り返しが楽になります。

もちろん普段常にこんなことを考えているわけではなく、電車を待つ少しの時間や信号が変わるのを待つ少しの時間にこういうことをしていますが、それでも少しは自分の記憶の定着に効果があるかなぁと思っています。

 

ということで今回は僕が普段やっている暗記の方法の一部について書きました。今何か暗記をしないといけなくて同じことを繰り返しているけど飽きてきたという方は一度この方法を試してみてください。では、また。勉強を一緒に頑張りましょう。